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清水建設様と土木工事におけるCO2排出量の可視化プラットフォームをリリースいたしました。

更新日:11 分前


土木工事に伴う CO2排出量の可視化プラットフォームを開発

~スコープ3を含めた CO2 排出量を積算データから自動算出~



 建設業に特化したデータプラットフォーム「Gorlem」を運営している株式会社ゴーレム(東京都千代田区、代表取締役:野村大輔)は、清水建設株式会社(東京都中央区、社長:井上和幸)と共同で土木工事で発生する CO2 排出量を積算データから自動算出できるCO2 排出量可視化プラットフォーム「Civil-CO2」を開発したことをお知らせいたします。


本プラットフォームは、積算ソフトウェアと、両社が共同開発したCO2排出量計算ツールを連携させたもので、土木分野では国内初のスコープ3を含めたCO2 可視化ソリューションです。


 清水建設は今後、本プラットフォームの本格的な運用を開始し、土木工事の入札案件等において、スコープ3を含めたCO2排出量の事前評価を踏まえた効果的なCO2排出削減策の提案を行います。併せて、過去の工事案件にも本プラットフォームを適用して、道路、トンネル、橋梁、ダムといった土木工事の工種ごとに CO2排出の主要因を分析・把握し、CO2削減技術の現場適用を進めていきます。


 2050年のカーボンニュートラル実現に向け、土木工事で生じるCO2排出量の削減を進めていくためには、その前提としてCO2排出量の正確な算出が不可欠な要素となります。一方、人力で CO2排出量を算出するには、CO2の排出源となる膨大な資機材の情報と、数百から数千に及ぶ CO2排出原単位※を照合する作業が必要となります。この作業には多大な労力がかかるうえ、ヒューマンエラーによる照合ミスが発生するリスクがありました。また、算定対象の活動量(労務・材料など)が建設事業者間で統一されておらず、同一工事でもCO2排出量の算出結果に差異が生じるケースが散見されます。


 「Civil-CO2」によるCO2排出量算出は、積算ソフトウェアで作成された積算データに基づくもので、積算ソフトウェアから積算データをプラットフォームに取り込み、ワンクリックするだけで自動算出を開始します。工事に用いる資機材情報とそれらに付随する CO2排出原単位を自動照合し、算出結果を活動別(スコープ別)、資機材別(主排出源別)にダッシュボード上に表示します。本プラットフォームにより、一連のCO2排出量算出プロセスの自動化と標準化が可能になり、CO2算出業務の大幅な省力化が図れます。


 本プラットフォームによるCO2排出量の計算方式は、国土交通省港湾局の「港湾工事における二酸化炭素排出量算定ガイドライン(発注段階編)」を参考にしたもので、港湾工事以外の他工種にも対応できる柔軟性を備えます。また、国土技術政策総合研究所が検討している「インフラ分野における建設時のGHG排出量算定マニュアル案」が完成し、CO2排出量の算出方法が統一化された際には、統一ルールに準拠したプラットフォームへの機能拡張も想定しています。


 清水建設は、本プラットフォームを通じて CO2排出量の可視化や低炭素・脱炭素施工を推進し、土木分野のカーボンニュートラル実現に貢献していく考えです。


※CO2排出原単位:本プラットフォームでは、IDEA(Inventory Database for Environmental Analysis)や 3EID(Embodied Energy and Emission Intensity Data for Japan Using Input-Output Tables)を利用。


以 上


≪参 考≫

■ 土木工事CO2排出量可視化プラットフォーム「Civil-CO2」

※ダッシュボードの構成は現時点のものとなり、今後変更する可能性がございます。


■清水建設について

社名:清水建設株式会社

本社:東京都中央区京橋二丁目16番1号

代表者:取締役社長 井上 和幸

事業内容:建築・土木等建設工事の請負(総合建設業)


■会社概要

社名:株式会社ゴーレム

本社:東京都千代田区一番町15番地21

代表者:代表取締役 野村 大輔

事業内容:DXプロダクトの開発と運用、建設・建物のDX支援


■本件に関するお問い合わせ

株式会社ゴーレム 

TEL / 03-6671-9032

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